2019年3月23日土曜日

LINE PayカードでANAマイルを効率よくためる検討

理論通りに稼げるわけないだろ

LINE Payカードは利用ごとに決済金額の2%がLINEポイントとして貯まる。
高還元だが、利用ごとの使用額についてポイントが付与されるため、端数が切り捨てになるのがデメリット。

クレジットカードなら、月間の合計使用額に対してポイントが付与されるけれど、
LINE Payカードは、利用ごとの使用額についてポイントが付与されるため、端数が切り捨てになるのがデメリット。

例えば、
  • 100円使用して2ポイント
  • 199円使用しても2ポイント

ブログなどでは釣りで「1.62%のANAマイルを稼ぐ方法」とか「Tポイントも合わせて2.12%も稼げる裏技」などとかブログで書かれているけれども、それは、必ず100円未満の端数が出ない場合にだけ発生する「理論値」。
敢えて端数が出ないように買い物ができるならいいけれど、消費税が8%というこの時代、現実には、端数が出ないように買い物ができるわけではないので、釣りタイトルのように理論通りに稼げるわけがない。


この端数切り捨ての影響と、ANA VISAワイドゴールドカードとの併用について考えてみました。

【追記】ファミマTカードではクレジットチャージできなくなったのでTポイントとの合わせ技はできなくなりました。

【追記20119/03/23】LINE Payカード払いにポイントが2%つかなくなったので追記しました。



LINE PayカードからANAマイルへ

まず、LINE Payカードは利用ごとに決済金額の2%がLINEポイントとして貯まります
そして
  • LINEポイントが、90%の割合でメトロポイントに移せます。
  • メトロポイントが、90%の割合でANAマイルに移せます。

なので合わせるとLINEポイントの81%がANAマイルになります。

買物額ベースだと、LINE Payカードの利用額の1.62%のANAマイルが貯まることになります。
端数を考えなければ10000円で162マイル貯まります。
(10000円の買い物、200LINEポイント=180メトロポイント=162マイル)

端数捨てられ効果の悲劇

簡単なシミュレーション

気軽につかえるからって、コンビニなんかで平均350円の300円台の買い物を10回したとしましょう。
貰えるLINEポイントは、1回の買い物で6ポイント。10回で60ポイント(48.6マイル相当)です。
買物額の合計は350円✕10回=3500円です。

この例だと3500円払って48.6マイルなので、使用額の1.39%のマイルしか得ることができません。
「1.62%なんてないじゃないか」という感じですね。

なので、小額決済をお気軽に使うと思わぬ損をします。


小額決済とマイル獲得率

端数の切り捨ての影響は安い買い物ほど不利になるので、安い買い物に使えば損です。
下の図は、使用額とマイルを1.5%獲得できるための端数の関係です。
横軸は使用額が100円単位で、100円台、200円台・・・となっています。
縦軸が99円未満の端数です。
グラフの赤色の部分は、1.5%稼げないところ。
100円台なら、108円を超えれば1.5%を稼げなくなります。



使用額が高くなるほど、1.5%稼げない赤色部分は減っていき、1300円を超えればなくなります。
ようするに1300円を超えればMAXの99円が切り捨てられても1.5%を超えるということです。

切りの良いところで、1099円では、1.474%のマイルが得られるので、1000円を超えればLINE Payカード。それ以下なら他の方法のというのも良いかもしれません。

使用額が少ないところをもう少し細かく見てみましょう。
下の図のように、端数がない時にはマイル獲得率が跳ね上がりますが、端数が増えるに従って減っていきます。



稼ぎたい獲得率別、使用ルールの検討

小難しいことばかり書いていては仕方がないので、稼ぎたいマイル獲得率別のLINE Payカード使用のルールを作ってみました。


2%以上稼ぎたいコース

2以上稼ぎたいなら、LINE Payカードで1.5%を確保しましょう。

使用額が1300円以上なら文句なしLINE Payカードを使用します。
ルールを覚えるのが面倒なので、使用額が1000円超の場合はLINE Payカードを使用するとしてもよいでしょう。

【追記】ファミマTカードではクレジットチャージできなくなったのでTポイントとの合わせ技はできなくなりました。
なので理論上の上限が1.62%となり、2%以上なんて稼げません。


ANA VISAワイドゴールドカードの1.7%以上稼ぎたいコース

Tポイントと合わせ技でANA VISAワイドゴールドカードのMAXである1.7%以上稼ぎたいなら、LINE Payカードで1.2%を死守

1.2%を割るのは使用額が136円~199円、271円~299円の間のみ。300円を超えれば端数がMAX99円切り捨てられても1.2%は割りません。

とすると、300円を超えればLINE Payカードで払ってしまう。というのも良いかもしれません。

【追記】ファミマTカードではクレジットチャージできなくなったのでTポイントとの合わせ技はできなくなりました。
なので理論上の上限が1.62%となり、1.7%も無理です。

1.5%稼げば文句なしコース

ゴールドカードなんて会費の高いカードは持ってない。Tポイントと合わせ技で1.5%稼げば十分という人なら、LINE Payカードで1.5%を稼ぐ。

この場合は、使用額が163円~199円では、ポイントが1%稼げなくなるので、200円以上なら使用する。というのが良いかもしれません。

使用額が1300円以上なら文句なしLINE Payカードを使用します。
ルールを覚えるのが面倒なので、使用額が1000円超の場合はLINE Payカードを使用するとしてもよいでしょう。

【追記】ファミマTカードではクレジットチャージできなくなったのでTポイントとの合わせ技はできなくなりました。
なので、Tポイント分なしで1.5%稼げる条件をここに記載しました。

プラス0.5%のANAマイルを稼ぐ方法

LINE Payカードを使う上で、ファミマTカードを併用するとさらに0.5%分のマイルが稼げます。

ファミマTカードで、LINE Payカードにクレジットチャージすると、クレジットカードの利用ポイントとして0.5%のTポイントが貰えます。

「カードの日」である火曜日か土曜日にチャージすると、2倍のTポイント、すなわち1%のTポイントが貰えます。

TポイントはANAマイルに50%の割合で移行できるので、このTポイントをANAマイルに移行すれば0.5分%ANAマイルを稼ぐことができる。

LINE PayカードとファミマTカードで約2%のマイルを稼ぐ方法

ファミマTカードとLINE Payカードのあわせ技で、だいたい2%のANAマイルを稼ぐ方法を簡単にまとめると
  • ファミマTカードで、火曜日か土曜日にLINE Payカードにクレジットチャージする。
  • 1000円以上ならLINE Payカードで買い物する。
  • LINEポイントをメトロポイントに移行。
  • メトロポイントをANAマイルに移行。
  • TポイントをANAマイルに移行。
ということになります。

この合わせ技に必要なものは、
  • LINE Payカード
  • ファミマTカード
  • ソラチカカード
の3種類のクレジットカードを用意して駆使することになります。

【追記】ファミマTカードではクレジットチャージできなくなったのでTポイントとの合わせ技はできなくなりました。
 さらに、POSAカード(LINEPayカード)も本日、ファミリーマートでファミマTカードを使ってクレジットで購入しようとしたらレジのお姉さんがレジ操作の途中までやってレジが通らず「現金購入のみですね」ということでした。
 従って、ファミマTカードをあわせて最大2.16%のマイルを稼ぐことはできなくなりました。

ファミマTカードでLINE Payカードにチャージするには

ちなみに、ファミマTカードと、LINE Payカードをファミリーマートのレジに持っていって「チャージしてください」と言ってもチャージしてくれません。
ファミポートで手続きが必要です。

手順
  1. LINEアプリのLINE Payボタンよりコンビニチャージを選択して「購入番号」を表示させる。
  2. ファミリーマートに設置されているFamiポートで代金支払いを選択して、「購入番号」と、チャージ金額などを入力
  3. Famiポートより発行されたレシートをレジに持って行って、ファミマTカード現金で支払い


LINE Payカードだけではだめ

では、全てをLINE Payカード払いにして、約2%最大で1.62%のANAマイルを稼いで、年間約250万円決済して40000マイル。これで毎年タダでハワイだ。。。。
なんて訳にはいきません。

LINE Payカードで払えないもの

LINE Payカードで払えないものがあります。
公共料金とか、セルフ式ガソリンスタンド(先にカード承認が必要なもの)などは、チャージ額が足りないと決済できなくなってしまうため、先に承認してその後で価格が決まるものなどには使えないという欠点がLINE Payカードにはあります。

公共料金が月々3万円としても年間約36万円
こられの支払いからも高効率でマイルを貯めたいですね。
これまでに書いたように、少額決済ではLINE Payカードは不利なので、少額決済を束ねて効率よくマイルをためるためにも、やはりANA VISA ゴールドカードを持ちたい。

ANA VISA ワイドゴールドカードの使用割り振りルール

【追記】ファミマTカードではクレジットチャージできなくなったのでTポイントとの合わせ技はできなくなりました。最大でも1.62%なので、ANA VISA ワイドゴールドカードがあれば、わざわざLINE Payカードを必要がありません。以下の記述は無意味になりました。

ANA VISA ワイドゴールドカードのボーナスポイントを効率的に貯めるためには、最低限でも年間100万円以上の決済は必要です。

絶対にLINE Payカードでは払えない、公共料金、ガソリンスタンド、ETCの支払いはANA VISAにして、あとはうまく使用額を割り振らなければなりません。。。。
それって結構面倒なので、簡単なルールにしてしまいましょう。
  • LINE Payカードでは払えない、公共料金、ガソリンスタンド、ETCの支払いはANA VISAカード
  • セブンイレブンとか、マツキヨとかANA特約店なら、ANA VISAカード。
  • 300円以上なら、LINE Payカード。300円未満ならANA VISAカード。
  • 年間利用額の調整でANA VISAを使いたいときは、1300円以下ならANA VISAカードにする。

あとは秋くらいの適当な時期から使用額の割り振り調整かな。

(元記事 2017/09/10)
(追記・修正 2019/03/23)


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